2018/7 クラブチーム最終日

2018/7/17

3連休の初日。通常練習でホームグラウンドはこれが最後。その日は違う学年のコーチが担当して、ちびたはこのコーチの練習が大好きなので喜んで帰ってきた。辞めることはチームのみんなにはなんとなく黙っている感じらしい。


3連休二日目。大会出場先で総監督との面談の日。
大会自体は2試合あったけどちびたはさすがに一切出れず。ちびたはいいとして他にもかなり出られないメンバーがいてかわいそうだった。指導内容もいよいよ牙をむいた感じで、失敗すれば罵声、上手くやってもダメ出し。一切褒めない、選手たちもほぼ無言でゴールしても笑顔一つなし。

なるほど前回の合宿でちびたが思うところあったってのはこの雰囲気なのかも。

ところで。今日あった2試合は後の方がJ下部。とはいえちょっと前まで負けたことなかった相手。ボロボロに負けた。完封されて点も何点取られたろう?チームの仕上がり方が全然違う。これはもうかなわないなと思ってしまう内容。

それはそうと。

1試合目の相手がなんと前回ちびたが体験に行ったスクールのトップチーム。体験の時におとうさんが偵察したあのチーム。これは興味深いとガン見した。(なんとタープが隣で顔を覚えられてはいないかと二人でかなりヒヤヒヤしたことは内緒。)

結果はちびたが今いるチームの方が2-1で勝利。ほぼベストメンバーでいったかな?前半立ち上がりでバタバタと2点とった。個人のパワーとスピードで圧をかけて行った。

相手チームのコーチは全く静か。外人じゃない。前半途中で守備に少しだけ修正をかけて、ハーフタイムに修正をかけてきて後半はシャットアウトした。連携がない力任せの攻撃が主体のチームだったにせよ、このチームを抑えるとはたいしたもの。そして後半1点取り返したのはきっちりとディフェンスラインをパスで崩してのもの。点の取り方にはっきりとチームの意図があってこれはコーチの質が高いなと感じた。


そして休み時間にいよいよ総監督とのお話。ピッチを離れればとても優しい人。いろいろ親身になって話をしてくれた。もう一度おとうさんとじっくり話し合ってみたらどう?との監督の問いに、ちびたは「じゃぁ今日中に。」で、おとうさんと監督は顔を合わせてびっくり。あっそうそんなに早いんだ。。。この時点で「おとうさん、これはもうほぼほぼ決まりなのかな?残念だけど。。。」てな感じで話しかけられる。

「監督、すいません。でもありがとう。監督がそういう風に自然に、あいつのことを考えてくれる人でうれしいです。でも残念ながら遅かったんだと思います。」と、心の中でつぶやいた。

で、直後監督が席を離れておとうさんとの話し合いも「ね?いいよね?辞めるから。はい最後の確認。」もうしゃぁない。思いっきり気持ち固まってるやん。話し合いなど5秒で終わり。

帰り際バタバタと監督に話して、明日の大会でラストに決めた。チーム全員が揃うのは今日が最後。監督から、全員揃ってる今の今でみんなに発表するのは厳しいから、今日はこのまま解散にしてくれと言われた。そりゃそうか。


うちに帰ったのが7時過ぎ。もう暗くなりかけていた。でもこの日ボールに触れなかったのでおとうさんが「30分ボール蹴りにいくか?」と聞いたら、行く!というので公園まで。暗がりの中おとうさんとボールを蹴った。パスを出しながらおとうさんはいくつか話しかけた。

「監督がさ、やさしく話してくれたろ?よかったって思う?」

「おとうさんには、別にお前がいなくてもチームは困らんって言ってるように聞こえたよ。実際全然引き止められなかったろ?」

「くやしいか?あんな弱いチームにいらんて言われて。今日の負けっぷり見たろ?あのチームのサッカーは古い。あんな古くて弱いチームにいらないって言われてどんな気分だ?」ちょっと笑いながら話しかけた。

くやしい〜って言うもののまぁ迫力のない。ちょっと笑ってるし。でもいつもニコニコしてサッカーをやる、年長さんの時と変わらぬちびたくんがそこにいて。おとうさんも逆にうれしかったりして。



最終日。Bチームでの大会参加。Aの連中とはお別れもせずに終わることになり、Bの連中にも話していいのか何なのかよくわからない雰囲気。

3試合予定で、おとうさんはたぶん試合には出してもらえないと思ってたが、1試合目の最初から出してもらえた。

1試合目はなぜかほぼ経験のないセンターバック。相手は結構強くてほぼ押し込まれっぱなしで0-1で負け。ちびたはセンターバックなのに前に左右に動きすぎて、サイドから放り込まれて失点。

2試合目は中盤で使ってくれて1点先制されるもちびたが中盤から中央突破してシュートを決めて同点、その後守備が耐えきれずに1-2で負け。

3試合目は一番の強豪。おとうさんはこの時点で仕事で抜けたから実況メールをもらった。センターバックで入って前半0-1。攻められっぱなしだったそうな。後半ちびたが引っ込んだ。そしてすぐに2点取られた。あわてたコーチがすぐまたセンターバックにちびたを戻した。そのままなんとかしのいで0-3で終了。なぜ引っ込めた・・・。

あとで聞けばこの相手チームはAだったというし、ウチのAが相手だったら互角か負けるかぐらい強い。その相手にこの戦績なら合格点かも。

まぁしゃあないけど、攻め手がなかったよね。この日唯一の得点者がちびたくん。最後のいい思い出。

終わり際にだれかのママが記念撮影をはじめてなんとなくメンバーに伝わったらしい。ちびたがいろいろ面倒を見ていた(えらそう)中盤の選手が号泣していたと。遠征の時にひとりで電車で集合場所にやってきたアイツか。真面目で一生懸命なヤツだった。かわいいな〜。


ということで今から3年の時の担当コーチ(今は別の学年を見てる)に手紙を書くことにする。あのコーチのおかげでちびたは強い素晴らしいチームに入れて、たくさん成長していい経験ができた。いい仲間もできた。ついでにおとうさんもいろいろと楽しい経験ができた。友達もできた。ってわけでしっかりお礼を言わなくては。なんでコーチ担当代わっちゃったんですか?コーチが見続けててくれてたら・・・なんてことは聞かないようにしよう。あとから聞いたけどこのコーチは当時「こいつらを卒団まで見たい」って総監督に直訴してたらしいから。いろいろあるよね。いろいろあったんだよね、きっと。


このブログはちびたのサッカーの成長記録がメインです。2016年4月〜2016年7月までを是非古い方から読んでください。


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