2019/5 リーグ戦山場

2019/5/21

先週の強豪との練習試合では割といい感じになってきたこともあって。でもいつものペースだとすぐにまた気持ちが緩んでダメになるパターン。

ということで次週の練習試合を見学したところ・・・

まずは終わってからちびたにどうだったか聞くと引き続きいい感じだったと。

あっそう。パスミス何回した?5〜6回?多いね〜。守備でボール奪った回数は?無し?1点とった?あーあのごっちゃんゴールね、あれオフサイド。

話してるうちに相当悪かったことに気づく。

サッカーが上手くいくと、すぐに朝練を休んだり、身が入らなくなったりする。今週もなんだかんだ言い訳をして朝練を3日ぐらい5分ですませた。

朝練でのフォームチェックを怠ると翌日にはもう走り方が悪くなる。

なので、週末の練習試合ではもう姿勢が悪くて、スピードが出なくて思ったプレイができない。そうすると焦って上半身が力んでさらにスピードが落ちるし、足も力んでボールコントロールが効かなくなる。

こうやっていい時と悪い時の差がはっきりと出てくる。

なのでもう朝練や普段のフォームチェックと姿勢を正すストレッチは欠かすことができないものだとわかり切っているのに・・・ちょっと結果が出るとすぐにそれをサボる。

ずーっと行ったり来たり。


リーグ戦前日の練習試合でボロボロの有様で、もう明日大事な試合だよ?どうすんの?って感じになった帰り道。

さすがに練習してくると。せめてボールタッチをやりたいというのでパス練に付き合った。

正直ボロボロ。トラップしたボールが上に浮いちゃうとか年長さんレベル。ちょっと数えてみようか。ほら浮いた。はい次、また浮いた。次で5連続。やりながら頭を抱えてる。うーん、困ったね。

まぁでも見ると何かをしようとしていて、話を聞くとトラップの仕方をコーチに教わって、そのやり方を懸命にやろうとしているようで。まぁ要は相当高度なことで自分の形を見失ってるよう。

明日が本番ということもあって、一旦何も考えずにトラップをしっかり集中して数をこなそうと。場所を移して1時間ほどトラップのみをやった。

まぁだんだんとやれるようになってきて、疲れないうちにやめておいた。実はおとうさん的にはいい手応えがあったし。

無根拠だけど経験上この流れはいけるとおとうさんは思った。なのでちびたくんに、明日は細かいことは一切言わないから、姿勢がどうとかも言わないから何も考えずに行ってみな、と。おとうさんの予想は多分点取れるよ!と言っておいた。

明日は大一番で、相手は強い。おとうさんの励ましの声も届かずに、不安がって緊張していた。大人しくて食も細い。そのまま寝床へ。



てな感じで翌朝。試合直前に一声。

「昨日言った通り、何かを意識するとかしないで元気にやってきて。ダイレクトボレーね。ハットトリック狙って。」

おとうさんは正直なところ別に無理じゃないと思ってた。本気で(笑)

と同時に実は腹も立ってた。

いいかげん目覚めようよ!なんでそんなに不器用にいつまでもくすぶってんの?こんなもんじゃないだろ!お前の仲間たちは上のレベルで頑張ってるぞ。あいつらの中でも全く負けてなかったろ!もうチームに入って結構経つぞ。そろそろ復活してもいいんじゃないの?いいかげん長いよ!!

と、ひとり呟く(笑)。



さて強豪相手の1試合目。

まぁ思った通りいい感じ。ほぼ攻め手になっていてそのうちに味方が1点を取る。

このまま1-0でいける展開だなーと思った。

ところがやっぱり出来上がってないチームなので、集中力が持たずに、凡ミスで追いつかれ、逆転され負けてしまった。

ちびたくんは一見そつなくこなしてる風だけど(たぶん本人はただ必死なだけ)あまりチャンスメイクできてない。焦って周りが見えなくなってたかな?でも姿勢は悪くなかったのでスピードは出てた。ただボールコントロールがまだダメかなぁ〜。

この試合の審判は片方のサイドラインの真ん中にいて動かないのと、さらに相手チームの抗議に素直に答えちゃうタイプで、逆転された時のジャッジの不運は正直あった。

ちなみにこんな展開だからちびたくんの左サイドバックは出番無し。


で、だんだん恒例になってきた監督の激おこタイムを挟んで2試合目。


いつもならまた力んでスピードが落ちるところだけど、そんなことはなかったみたい。何も言わない方が意識できるのかな?で、さすがにこの試合は勝たないとまずいぞーなんて思ってるうちにそこそこいいかんじでボールを回すようになってきた。

ちょっとなつかしい。前のチームで中盤やってた時のボール回し、こんなんだったっけなー。お!あーそこワンツーで返してほしかったのね?返ってこないね(笑)なんて言ってるうちに・・・

逆サイドで味方がインターセプトして小さなカウンターっぽくなった。中盤がボールを受けた瞬間、ちびたが敵の中から抜け出して走りながら受け取った。ナイスパス!この時点ではバイタルまではちょっと遠い。

そのままドリブルして5メートルぐらいかな?バイタルに入ったあたり。敵が被ってきた瞬間ふいにそのままシュート。

先週までは勝負かけろとハッパかけられても切り返しちゃってた距離。打ったボールはハーフスピード。しかも結構距離がある。案の定サッカーを知らない人に後日ビデオを見せたらえー?今のシュートなの?と言ってた。

この迫力の無いシュートは低く、ファーサイドネットへ。キーパーは全く届かずに決まった。

本当にパスのような、玄人受けするシュート。味方のお父さんが褒めてくれた。ここしか無いってコースに、しっかりキーパーのタイミングもはずして打ちましたね。いいシュートでしたよ。と。

いや、いいシュートだった。久しぶりに見た。

その後、相当長い距離の敵の間を通すキラーパスも見れた。あーこれこれ。なつかしい。



終わってから本人の話。

ボールもらった瞬間からドリブル中にまた悩んじゃったのがよくなかった。敵ディフェンダーの位置とキーパーの位置は見えてた。キーパーが戻りきれてないのが見えて反射的に打っちゃった。でも1点とってから体が軽くなった。足が速くなって急に思ったプレイができるようになった。

だそうな。

試合はこのちびたくんのゴールで勝利。ようやくチームに恩返しができた。

ハーフタイムと終了後に控えの選手たちがちびたにハイタッチを求めてきた。みんな静かで、でも自発的にちびたを呼び止めて色々と声をかけていた。

みんな試合に出たいだろうに。一生懸命にアップしながら、試合も気にしていて、ゴールした選手に声をかけて一緒に喜んだりできる控えの選手たちにおとうさん感動してしまった。

あとから聞くに、控えの何人かは試合前にちびたにいろんなアドバイスをくれるそうだ。おとうさんがいい奴らだなーと言うと、ちびたもちょっとしんみりして、だから一生懸命やると、静かに話していた。

ま。

相変わらずおとうさんの心配はこの後。

絶対緩んでサボってまた動きが悪くなるから。とにかく意識、意識、意識ですね。



試合後の監督さんのあいさつ。

一切試合に出せてない選手が半分以上いて、出してやりたんですけど、やっぱり普段の練習とか、あと練習試合できっちり競争して、レギュラーを勝ち取ってもらう形でやっていきます。なんとかご理解ください。

親への話はいつも控えの選手のことが真っ先。本当は出してやりたい。この言葉が本気に聞こえるので、どんなに負け試合の直後に激おこしても、やっぱり子供たちのことを大事に思ってくれてるなと、信頼できる。しつこいようだけど、小学生チームはやっぱり指導者の人柄ありき。


さて、ちびたくんは何割ぐらい覚醒したのかな?(笑)こんなもんじゃないよね?


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