048 地区大会予選リーグ決勝戦
【2015〜2016/3 小学2年】
初戦で劇的に勝利したものの、これで勢いに乗るとは正直とても思えないでいた。
でも子供達はいい意味で単純で、シンプルに勢いに乗っていた。続く試合はちびたもでかたも温存されて半分ぐらいしか出なかったにもかかわらずたしか10点以上とってあっという間にBブロック首位につき決勝戦へとコマをすすめる。そしてAブロックの結果はやはりチームWが上がってきた。
夏前の大会ではチームWに勝利した。しかしあの時はお互いチームを2つに分けた。こっちはベストメンバーで、Wの方は両ブロックともに勝つように分けてきた。フル戦力のチームWと戦うのは初めてだ。
後日このチームWのコーチと話す機会があって。でかたは体が強いのに強引にひとりで行かない。結構まわりを使ってゲームを作るし、チャンスの時に自分の手柄よりも確率を取ることができる賢い選手だと。この年齢でそれを考えられる子は極めて少ないと。そういう話だった。ちびたもストライカーの割にはオレがオレがしてないのはでかたの影響もあるのかもしれない。
さぁ、チームWとの試合が始まった。
デカイ選手揃い。見た目で強そうなんだよなぁ。これじゃぁ並みの子供たちなら飲み込まれちゃうかもなぁ。でも、この時のチームSは大丈夫。頼りになるでかたと、調子に乗ってるちびたと、その二人を信頼しきっちゃってる仲間たちがいた。笑顔で勝てる勝てるとみんなで言ってる。リラックス通り越してる。大丈夫か?
まるで正面衝突の交通事故のような試合展開。ピッチ中央でフィジカルのぶつかり合い。パスではなくてクリアに近い強いボールばかりが飛び交う。
随分長い時間その状態だったように思う。ふとした拍子にセンターサークルど真ん中で相手ボールをインターセプト。急に目の前にボールがきちゃったって感じ。そのまま横にポーンと左サイドへロングパス。あんまりそういうのやったことない子だったけどお見事!ライン際でちびたが受け取り、そのまま左サイドを独走して一気にペナルティエリア進入。インターセプトからパスまでが急展開すぎて攻め手になってた敵が間に合わない。
すぐにキーパーと1対1になって、落ち着いて右足インステップでゴール右側へ。ちょっと展開からは予想できない出会い頭のようなゴール。まぁともかく先制点!このゴールは歓声というよりもあらら?って感じだったね。そしてお約束のピョン。
そして時間はほとんど残っていなくてほどなく前半終了。なんだろうね?こういう展開って意外に緊張感がないね。と、お父さんたちで話をしていた。
そして後半がはじまった。やはり前半と同じような展開。ちびたは団子には一切加わらないからなんとなくでかた任せな感じにはなってるけど、チームSは総じてみんなよく走ってる。チャンスは若干こっちの方が多いかな?
前半同様結構な時間が過ぎて相手ゴールキック。この時は何を思ったか中央キーパー真正面で待つちびたくん。蹴ったのはキーパーじゃなくたぶん相手のエース。
強烈なキック。低くて速いボール。ちびたは横っ飛びして足を出す。大の字みたいな感じ。ボールは足に当たってそのまま敵キーパーまで返っていく。と同時にちびたは猛ダッシュで詰める。
キーパーが蹴るモーションに入ったと同時、ちびたが突っ込みながらジャンプ。飛びながらかがみこんで少し横を向いた姿勢。
そしてなんとキーパーが跳ね返したボールがちびたのおしりあたりに直撃。跳ね返ったボールはふわっと上に上がってそのままゴールラインあたりでワンバウンドしてネットを軽く揺らした。「わー、入っちゃった!」という声。これ、ピョンしなかったね?なんで?尻シュートの時はしないの?
なんかさすがに相手がかわいそうな感じのゴール。でもゴール!これで2-0!チームW相手にすごい。正直チームMとの試合より安心してみてられる。
勢いに乗ったチームS。ちびたは今度は得意のサイドかけ上がり。後半の終わり際、相手も疲れててちびたについていけない。そのままセンタリングして、味方が正面からゴール。これで3-0。そしてほどなく終了の笛。
周りはどうだったかあまり覚えてないけど、お父さんはもう安堵感でいっぱいでどっと疲れた。正直勝てるとは思っていなかった。チームMにもチームWにも。それなのに終わってみればどっちも3-0の完勝。
ちなみにこの2試合でちゅうたのことが出なかったけど、2試合ともピンチすらほとんどなかったのはとにかくちゅうたの頑張り。コーチのしつこい指示によく従って前線に出ることなく敵の攻撃をシャットアウトしたおかげ。
ちびたについては正直・・・出来過ぎ。だから嬉しさ爆発というよりはちょっとかけ離れすぎて実感がない。でも夏に終了間際の同点弾もあるからな。実は強い相手ほど力を出すタイプなのかもしれない。
ってことでここは素直に喜んでおこう!チームS素晴らしい!これで一躍優勝候補に名乗りを上げたわけだ。他も同じような予選がずいぶんたくさんあるらしいことが後でわかった。次は寒くなった頃。決勝リーグ!今度は追われる立場だ。
ここまできたらもう優勝しかない。MVP、本気で狙ってみよう!と帰り道で話した。
だから前から狙ってるって。ちびたはそう言いたげな顔してた。
対チームW
3-0
ちびた2ゴール(ドリブルシュート1、尻シュート1)、1アシスト
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初戦で劇的に勝利したものの、これで勢いに乗るとは正直とても思えないでいた。
でも子供達はいい意味で単純で、シンプルに勢いに乗っていた。続く試合はちびたもでかたも温存されて半分ぐらいしか出なかったにもかかわらずたしか10点以上とってあっという間にBブロック首位につき決勝戦へとコマをすすめる。そしてAブロックの結果はやはりチームWが上がってきた。
夏前の大会ではチームWに勝利した。しかしあの時はお互いチームを2つに分けた。こっちはベストメンバーで、Wの方は両ブロックともに勝つように分けてきた。フル戦力のチームWと戦うのは初めてだ。
後日このチームWのコーチと話す機会があって。でかたは体が強いのに強引にひとりで行かない。結構まわりを使ってゲームを作るし、チャンスの時に自分の手柄よりも確率を取ることができる賢い選手だと。この年齢でそれを考えられる子は極めて少ないと。そういう話だった。ちびたもストライカーの割にはオレがオレがしてないのはでかたの影響もあるのかもしれない。
さぁ、チームWとの試合が始まった。
デカイ選手揃い。見た目で強そうなんだよなぁ。これじゃぁ並みの子供たちなら飲み込まれちゃうかもなぁ。でも、この時のチームSは大丈夫。頼りになるでかたと、調子に乗ってるちびたと、その二人を信頼しきっちゃってる仲間たちがいた。笑顔で勝てる勝てるとみんなで言ってる。リラックス通り越してる。大丈夫か?
まるで正面衝突の交通事故のような試合展開。ピッチ中央でフィジカルのぶつかり合い。パスではなくてクリアに近い強いボールばかりが飛び交う。
随分長い時間その状態だったように思う。ふとした拍子にセンターサークルど真ん中で相手ボールをインターセプト。急に目の前にボールがきちゃったって感じ。そのまま横にポーンと左サイドへロングパス。あんまりそういうのやったことない子だったけどお見事!ライン際でちびたが受け取り、そのまま左サイドを独走して一気にペナルティエリア進入。インターセプトからパスまでが急展開すぎて攻め手になってた敵が間に合わない。
すぐにキーパーと1対1になって、落ち着いて右足インステップでゴール右側へ。ちょっと展開からは予想できない出会い頭のようなゴール。まぁともかく先制点!このゴールは歓声というよりもあらら?って感じだったね。そしてお約束のピョン。
そして時間はほとんど残っていなくてほどなく前半終了。なんだろうね?こういう展開って意外に緊張感がないね。と、お父さんたちで話をしていた。
そして後半がはじまった。やはり前半と同じような展開。ちびたは団子には一切加わらないからなんとなくでかた任せな感じにはなってるけど、チームSは総じてみんなよく走ってる。チャンスは若干こっちの方が多いかな?
前半同様結構な時間が過ぎて相手ゴールキック。この時は何を思ったか中央キーパー真正面で待つちびたくん。蹴ったのはキーパーじゃなくたぶん相手のエース。
強烈なキック。低くて速いボール。ちびたは横っ飛びして足を出す。大の字みたいな感じ。ボールは足に当たってそのまま敵キーパーまで返っていく。と同時にちびたは猛ダッシュで詰める。
キーパーが蹴るモーションに入ったと同時、ちびたが突っ込みながらジャンプ。飛びながらかがみこんで少し横を向いた姿勢。
そしてなんとキーパーが跳ね返したボールがちびたのおしりあたりに直撃。跳ね返ったボールはふわっと上に上がってそのままゴールラインあたりでワンバウンドしてネットを軽く揺らした。「わー、入っちゃった!」という声。これ、ピョンしなかったね?なんで?尻シュートの時はしないの?
なんかさすがに相手がかわいそうな感じのゴール。でもゴール!これで2-0!チームW相手にすごい。正直チームMとの試合より安心してみてられる。
勢いに乗ったチームS。ちびたは今度は得意のサイドかけ上がり。後半の終わり際、相手も疲れててちびたについていけない。そのままセンタリングして、味方が正面からゴール。これで3-0。そしてほどなく終了の笛。
周りはどうだったかあまり覚えてないけど、お父さんはもう安堵感でいっぱいでどっと疲れた。正直勝てるとは思っていなかった。チームMにもチームWにも。それなのに終わってみればどっちも3-0の完勝。
ちなみにこの2試合でちゅうたのことが出なかったけど、2試合ともピンチすらほとんどなかったのはとにかくちゅうたの頑張り。コーチのしつこい指示によく従って前線に出ることなく敵の攻撃をシャットアウトしたおかげ。
ちびたについては正直・・・出来過ぎ。だから嬉しさ爆発というよりはちょっとかけ離れすぎて実感がない。でも夏に終了間際の同点弾もあるからな。実は強い相手ほど力を出すタイプなのかもしれない。
ってことでここは素直に喜んでおこう!チームS素晴らしい!これで一躍優勝候補に名乗りを上げたわけだ。他も同じような予選がずいぶんたくさんあるらしいことが後でわかった。次は寒くなった頃。決勝リーグ!今度は追われる立場だ。
ここまできたらもう優勝しかない。MVP、本気で狙ってみよう!と帰り道で話した。
だから前から狙ってるって。ちびたはそう言いたげな顔してた。
対チームW
3-0
ちびた2ゴール(ドリブルシュート1、尻シュート1)、1アシスト
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