017 最終決戦!本大会 後半

【2013〜2014/3 年長時代】

決勝戦まで危なげなくAブロックを首位で通過、そして決勝戦もやはり順当に同地区の2位であがってきたチームとの再戦となった。

これまで順当にでかたがゴールを重ね、他の子も結構ゴールを決めて大体2〜3点差以上で勝ち進んだ。

でかたのようなスターがいるにもかかわらず、でかたにゴールが集中してないのは意外にワンマンチームでは無いっていうこと。よく見ると他のチームに比べパスや守備をよくやっている。実はこれがチームSの強さなんだということがわかったのはずっと後になってからかも。

決勝戦はセレモニーもあってなかなか親たちも緊張した。そして最後の試合もやはりでかたのゴールで先制!

リードしているとかえって終わりまでのカウントダウンが長く感じる。他のチームの親たちに比べるとダントツでおとなしいみなさんも(たぶんダークホースで勝ち上がってきたからまだ戸惑いの方が多い)ドキドキしながら最後まで見守っていた。

最後のホイッスルが鳴りチームSの優勝が決まった。でかたは意外に冷静で他の控えていた連中が飛び上がっていたことをよく覚えている。親たちも静かながらお辞儀をしあって喜んだ。

表彰式で賞状と優勝カップ、これらはでかたをはじめフロントに立つメンバーが、そして全員にメダルとジャンパーが渡される。優勝チームの子しか持てない優勝ジャンパー。はじめての勲章。みんなうれしそうだ。そして子供達には聞きなれない言葉がアナウンスされた。

大会MVPの発表。

もちろんみんなわかっている。MVPはでかた。かっこいいな、なぁちびた。全地域200ちかくあるチームの、その同じ年の全選手の中の1番だよ、ものすごいことなんだよ。

さぁそれはそうと。もちろんちびたくんのことが一番大事だ。この大会で大変な出来事があったねちびたくん。そう、公式戦初ゴールおめでとう。前半で点差が開いた試合の後半で、でかたは引っ込んでいた状況だったけどまぁいいじゃないか!朝練の成果かな?しっかりと記録しておこう!

後半戦、相手ゴールキーパーからのゴールキックがちょっと短く上に上がった。キーパーの近くにいた味方がボールが跳ねているところに詰めるもバウンドがあわず痛恨の空振り(ちなみにファールしてコーチと謝りに行った子)そのまま2バウンド目のところで駆け寄ってきたちびたにうまくタイミングがあった。右足を上げてボールにあわせて、そのままキーパーの横をすり抜けゴール。空振りした子が真っ先に駆け寄ってきてくれたね。

ただのラッキーだったかもしれないけどやったじゃないか。ナイスシュート。ちびた、それな、ダイレクトボレーシュートって言うんだ。かっこいいだろ。


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