2025/1 再出発
2025/1/4
選手権大会は今もまだやってるけど、予選ではベスト4で涙をのんだ。清々しいほどの惨敗で当初はすっかり絶望したけど、まぁチームだって多分バカじゃないので対策を練ってくれるんだろうと思う。ていうかこれで対策を練らないようならさすがに言わせてもらう。「このチームの問題点は⚪︎⚪︎だよ〜。」って。
そんなことよりちびたくんは選手権予選に結局一度も出場できなかった。1年の終わりにトップに上がってから、1個上のキャプテンとエースとうまく噛み合ってやってきて、希望に満ちていたのに、夏以降スタメン候補から滑り落ちて、そのまま先輩たちは引退してしまった。
新しいトップチームの主力になってからフルで試合をスカウティングする機会が増えた。最初に愕然とした。なんでこんなにトラップミスする?なんでこんなにパスミスする?なんでこんなに判断が遅い?なんでこんなに足が遅い!!!
しかも後で聞くと本人には自覚がない。今日はそんなに調子は悪くなかったとか言う。本当に愕然とした。
9月に高校3年間の最大の警告を出した。このままじゃ中学の二の舞だと。でも12月に聞き直すとたいした自覚もなく3ヶ月を過ごしたと。そして別に調子が落ちてる訳じゃないと言う。
でもよくよく聞くとやっぱり誤魔化してるだけだった。もうほとんど心は折れかけている。みんなドンドン上達したり、速く、強くなってきているから多分このままいけばスタメンじゃなくなると思う、と言う。
しばらくおとうさんも検証と研究をしてから後日、いくつかのテストをしてみた。視野角と目線の移動スピードのテスト、バランス感覚のテスト、垂直跳び、スプリントのタイム、シュートスピード。どれもガタ落ちで結果を見せると本人も愕然。
そんなこんなで迎えた新年。初詣を終えてすぐにおとうさんとじっくり座学。問題点と、これからどうしたいか。なによりもおとうさんから見た、ちびたくんの小さい頃からの最大の問題点をじっくりと指摘した。ただ気になったのが「おとうさん座学何分で終わる?」の一言。
明けて1月2日。じゃぁちょっと実践してみようと二人で公園に行くことにした。道中でまた一言が出た。「おとうさん練習何分で終わる?」昨日は早くゲームがしたいで、今日は見たいテレビがあるとかで。
公園に着いて早々数年ぶりにおとうさんのカミナリが落ちた。
「昨日、じっくりやさしく伝えた。分かってもらえなかったようだから今日は厳しく伝える。これでも分からないならオマエのサッカー人生はこれで間違いなく終わる。本当にそれでいいのか?」
20分ぐらい小さい頃からどうだったか、それがどう繋がって今があるのかを伝えた。最初は周りの目を気にしてイライラしていたからそこも叱った。心構えもメンタルも何もかも、徹底的にダメ出しをした。
後半はだんだんとちゃんと聞くようになって、この練習がしたい、これのビデオをとってほしいと言い出してきたので、色々とやって公園を後にした。
家に帰ってからしばらくして、練習メニューを考えて言ってきた。
そして一夜明けて3日。色々と自主練をこなして、おとうさんの送った大量の動画をようやく見始めた。
翌日、正月休みが終わり、朝5時に起きておとうさんのおにぎりを持って試合に出かけて行った。高校サッカー最後の一年が始まった。
ここまでは小さい頃から何度もあった話。今までは少し経ってすぐに気が緩んでなんとなく落ち着いて順調にレベルを落としてきて今がある。
もう本当に後がないとようやく気づいた・・・んだろうか?
気づかないといけないんだけどなぁ。。。
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