050 骨折!
【2015〜2016/3 小学2年】    地区大会予選リーグでの物凄い1日が終わってほどなくして。   たしか第一報はメール。   「骨折れちゃいました。」   はーーーー????????なに?なんで?どこの骨?   とりあえず病院からのメールだったのであとで色々聞くと。   足の指の骨折ってことだそうで。なんで?はぁ、柔道してて?指がどうにかなったと。あーまぁそれはいいですわ。問題は今度の決勝リーグに間に合うかどうか。   えーと、リーグまで一ヶ月半ぐらいあるか。骨自体は割とすぐにくっつく?でも指だからちょっとくっついてからあんまり動かせない。うんそうね。最悪出れない。でも本大会は間に合うからなんとか勝ち上がって欲しいと。なるほど。   いやいや、まいった。お父さんたちで話した。まぁでもあえてのんきなことを言えば最大の激戦はこの前の予選だからあとは油断しなければまぁ、でかた抜きでも大丈夫じゃないかな?と。コーチに聞いたら間に合うと思います!だとさ。   割と大丈夫みたいな雰囲気があって、それからひと月もしないうち、練習こそ休んでいるものの遊び歩いているとの情報が入る。んーまぁでかたならそうだろうね。なんか嫌な予感がするなぁー。悪化させるんじゃ無いのかな?大丈夫かな?   それから心配でチームの練習を見に行ったら他の子のお父さんも同じ思いだったようで見に来てた。色々話した。   思ったんですけど最悪でかたキーパーでいいんじゃないですかね?いつもキーパーやってる子ドリブルもうまいし。あーそれいーですねー。   そのことよりも、この時にすごく嬉しいことを言われた。   「でもアレですね。・・・年長さんの時はでかたのチームだったじゃないですか。でも今や完全にちびたのチームですよ。すごいですよね。」   他のお父さんにも言われた。   「もうこのチームはちびた次第!がんばってもらわなきゃ!エースストライカーですからね!」   ものすごくうれしかった。そう、お父さんも同じ気持ち。よくぞここまで来た。それこそいつも思ってて、だから、やれよがんばれよ的な、ハッパをかけることが全然できない。でかたを目標に頑張ってきたけど、今目の前ででかた抜きでも変わらずにチームでサッカーをしていることがただただ感慨深い。   いや、そうじゃなくて。それからは、でかたに会うたびにほとんど脅迫のよう...