2018/9 怠惰
2018/9/19
夏休みの充実感。。。
そんなものは大人だけが感じる高級な価値観だったのかもしれない。
2学期に入ってあっという間に様子がおかしくなってきた。当然のように勉強もせず、サッカーもスクールに行って帰ってくるだけ。
ちょいちょい声がけしつつ、イライラが少しづつ溜まっていった2〜3週間。だんだんと忠告めいた物言いにもなってきていた。はっきり言うと、こいつは今度受けるチームをナメてる。落ちるわけがないと思っている。思い上がりも甚だしい。
セレクションまで2週間というところ。これまでにかなり小言を言うようになってきていて、ついにって感じでおとうさんが話を切り出す。
「おまえセレクションやる気あるの？受かったつもりでいる？そんなんでもし落ちたらどうすんの？もっとちゃんと準備しとけばよかったなんて後悔するんじゃないの？」
ほとんどサッカーのことなんて忘れてたみたいな顔してる。
それでも一応、おとうさんに言われた翌日、友達を誘ってボールを蹴りに行った。
さらにその翌日。休日だったからおとうさんも家に居たんだけど、何もする気配がない。そして夜。
「はい、反省会。昨日は何をした？あー友達とサッカー。はい。今日は？何もしてない？そうか・・・・・・・・・。
じゃぁ、もういいかな？ラストチャンスは与えたよね。2年生の時からすべてのコーチに言われつづけてる。サッカーに本気で取り組む気がない。おとうさん色々やってきたけどこれにて終了だ。セレクションは受けなくていい。サッカーは遊びでやりなさい。チームに入るとかはいらない。受験も好きにしたらいい。はいお話終了。」
（この時おとうさんは自分でもびっくりするほど怒っていた。我が子に。本当に情けない、なんだこの強烈にかっこ悪い生き物は？と本気でただただ怒っていた。親子とか関係なくただ単にムカついていた。）
おとうさんが部屋に入るとすぐに泣きながら追いかけてきてお願いにきた。相変わらずのパターン。
「いらないいらない。そのクダリ何年やってる？今まではハッパかけるためにラストチャンス与え続けたけど、もう終わったんだよ。遠征メンバーから落ちたり、Bに落とされたり、どんな機会があっても意識が変わらなかった。
ついにはクラブチームを自分から辞めると言い出して、新しいチームのセレクションにどんな気持ちでやるのかと見てれば、一切練習しない、準備すらしない。言われても一回やって終わり。
一ヶ月前に、このままだったらこういうことになると十分警告したぞ。おまえはなめすぎ。もう終わったんだよ。取り返しがつかないことをもっと前に気づくべきだった。今きっちり失って、やっとここから考え始めなさい。」
ママに泣きついてこれから毎朝15分走ることにしたらしい。それで誠意を見せておとうさんに許してもらうと。全然わかってない。
「あのね。おとうさんに誠意見せてもしょうがないの。サッカーに本気で取り組むつもりがないことははっきりしてる。その先の自分のことは自分で考えなさい。
それともうひとつ。あ、ママには悪いけど。あのねちびたくん。相談する相手ママでいいのか？ママに相談してママの言う通りで、本当にそれでいいのか？今まで人に言われるがままにやってきて、今度はいままでサッカーに一切関わってなかったママのいいなりか？それでなにかが変わったり良くなったりするなんてことは絶対にないぞ。」
それでも次の日の朝から走り始めて、とはいってもママの話だと15分外に出て汗もかかずに帰ってくるだけらしいけど、それを2日間やった。しかたなくまた一言。
「おとうさんが言ったこと少しは考えたか？おとうさんがずっと思ってることなんだかわかるか？
今までたくさんのコーチが、いろんなお父さんたちが、仲間が期待してくれて、たくさん応援してくれた。DVD貸してくれたり、イベントに連れ出してくれたり、プレゼントもたくさんもらった。仲間もみんな一緒に頑張ろうって声かけてくれて。そういうたくさんのことを全部簡単に捨てちゃってたよね。残念すぎるんだよ、人として。人の気持ちを受け取らないとか気づかないとか、そういうのがかっこ悪すぎる。だからとりあえずサッカーのことはもう知らん。勝手にしなさい。」
聞けばママがセレクションには連れて行くことを約束したらしい。
＊上記おとうさんのセリフ部分はほぼ完全に文章通りでこれ以外は喋ってないから、それぞれものの1〜2分で終了してる。
散々怒っといてアレだけど、ただまぁ、なんだかんだ言ってもまだ小学生って気持ちもある。本当に好きなことがみつかったらそれを応援してやるよって気持ちも片隅に。ちびたくんはやっぱり、周りと比べてもまだとても幼い。この様子だと中学生になってもこのままかも。だから今はまだシビアな状況は早すぎると思う。実際クラブチームの状況はちびたには早すぎたんだと思うし。
とりあえずセレクションは月末にあるけどママが連れて行くんだろうな。てか、クラブチームやめてから太っちゃって、走れるのかな？本当にフツーに落ちたりするのかな？
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夏休みの充実感。。。
そんなものは大人だけが感じる高級な価値観だったのかもしれない。
2学期に入ってあっという間に様子がおかしくなってきた。当然のように勉強もせず、サッカーもスクールに行って帰ってくるだけ。
ちょいちょい声がけしつつ、イライラが少しづつ溜まっていった2〜3週間。だんだんと忠告めいた物言いにもなってきていた。はっきり言うと、こいつは今度受けるチームをナメてる。落ちるわけがないと思っている。思い上がりも甚だしい。
セレクションまで2週間というところ。これまでにかなり小言を言うようになってきていて、ついにって感じでおとうさんが話を切り出す。
「おまえセレクションやる気あるの？受かったつもりでいる？そんなんでもし落ちたらどうすんの？もっとちゃんと準備しとけばよかったなんて後悔するんじゃないの？」
ほとんどサッカーのことなんて忘れてたみたいな顔してる。
それでも一応、おとうさんに言われた翌日、友達を誘ってボールを蹴りに行った。
さらにその翌日。休日だったからおとうさんも家に居たんだけど、何もする気配がない。そして夜。
「はい、反省会。昨日は何をした？あー友達とサッカー。はい。今日は？何もしてない？そうか・・・・・・・・・。
じゃぁ、もういいかな？ラストチャンスは与えたよね。2年生の時からすべてのコーチに言われつづけてる。サッカーに本気で取り組む気がない。おとうさん色々やってきたけどこれにて終了だ。セレクションは受けなくていい。サッカーは遊びでやりなさい。チームに入るとかはいらない。受験も好きにしたらいい。はいお話終了。」
（この時おとうさんは自分でもびっくりするほど怒っていた。我が子に。本当に情けない、なんだこの強烈にかっこ悪い生き物は？と本気でただただ怒っていた。親子とか関係なくただ単にムカついていた。）
おとうさんが部屋に入るとすぐに泣きながら追いかけてきてお願いにきた。相変わらずのパターン。
「いらないいらない。そのクダリ何年やってる？今まではハッパかけるためにラストチャンス与え続けたけど、もう終わったんだよ。遠征メンバーから落ちたり、Bに落とされたり、どんな機会があっても意識が変わらなかった。
ついにはクラブチームを自分から辞めると言い出して、新しいチームのセレクションにどんな気持ちでやるのかと見てれば、一切練習しない、準備すらしない。言われても一回やって終わり。
一ヶ月前に、このままだったらこういうことになると十分警告したぞ。おまえはなめすぎ。もう終わったんだよ。取り返しがつかないことをもっと前に気づくべきだった。今きっちり失って、やっとここから考え始めなさい。」
ママに泣きついてこれから毎朝15分走ることにしたらしい。それで誠意を見せておとうさんに許してもらうと。全然わかってない。
「あのね。おとうさんに誠意見せてもしょうがないの。サッカーに本気で取り組むつもりがないことははっきりしてる。その先の自分のことは自分で考えなさい。
それともうひとつ。あ、ママには悪いけど。あのねちびたくん。相談する相手ママでいいのか？ママに相談してママの言う通りで、本当にそれでいいのか？今まで人に言われるがままにやってきて、今度はいままでサッカーに一切関わってなかったママのいいなりか？それでなにかが変わったり良くなったりするなんてことは絶対にないぞ。」
それでも次の日の朝から走り始めて、とはいってもママの話だと15分外に出て汗もかかずに帰ってくるだけらしいけど、それを2日間やった。しかたなくまた一言。
「おとうさんが言ったこと少しは考えたか？おとうさんがずっと思ってることなんだかわかるか？
今までたくさんのコーチが、いろんなお父さんたちが、仲間が期待してくれて、たくさん応援してくれた。DVD貸してくれたり、イベントに連れ出してくれたり、プレゼントもたくさんもらった。仲間もみんな一緒に頑張ろうって声かけてくれて。そういうたくさんのことを全部簡単に捨てちゃってたよね。残念すぎるんだよ、人として。人の気持ちを受け取らないとか気づかないとか、そういうのがかっこ悪すぎる。だからとりあえずサッカーのことはもう知らん。勝手にしなさい。」
聞けばママがセレクションには連れて行くことを約束したらしい。
＊上記おとうさんのセリフ部分はほぼ完全に文章通りでこれ以外は喋ってないから、それぞれものの1〜2分で終了してる。
散々怒っといてアレだけど、ただまぁ、なんだかんだ言ってもまだ小学生って気持ちもある。本当に好きなことがみつかったらそれを応援してやるよって気持ちも片隅に。ちびたくんはやっぱり、周りと比べてもまだとても幼い。この様子だと中学生になってもこのままかも。だから今はまだシビアな状況は早すぎると思う。実際クラブチームの状況はちびたには早すぎたんだと思うし。
とりあえずセレクションは月末にあるけどママが連れて行くんだろうな。てか、クラブチームやめてから太っちゃって、走れるのかな？本当にフツーに落ちたりするのかな？
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