2023/11 トレセンを語ってみる

 2023/11/3

今回ちびたくんは高校1年生の地区トレセンに見事合格して晴れてトレセン選手になった。

「トレセン」っていう言葉はちょいちょい登場してきたけど、昔からちょっと思うところがあったので、この際少し書いてみようと思った次第。


まずは小学生時代の「トレセン」。

3年〜5年までとあるチームに所属していたちびたくん。そのときのトレセン事情は・・・

まずは4年生の終わりに受ける5年生のトレセンは、ブロック、地域、都(県)の3段階に分かれて、まずはブロックトレセンから始まる。(一応シード的な扱いのチームだったのでブロック以下は免除。)

チームとしては実は、トレセンに選手を出したくない。ロードに支障が出るから。残酷な話、トレセンより普段の練習試合の方がレベルが高い。

他県チームとの練習試合や、遠征の招待大会などでいちいちトレセンメンバーが抜けると結構大変なことになる。なんなら選手たちもあまりトレセンに入りたくないぐらい。

最近わかったけどこの話がいろんな所で全く通用しない。


高校受験で遠い地方に練習参加に行った時の話。参加を終えてから電話による相談。「正直言ってレギュラーは厳しいと思います。ウチは基本トレセン出身者ばっかりなんですよ〜。お子さんトレセン歴ないのはちょっと苦しいですね〜!」と言われた。

遠い地方でもう一個受けた所はそこよりレベルの高い高校なのに、「レギュラー候補として期待してます!」なんて言われてたので、認識が全く違う。たぶんこれが「地方のトレセン神話」。


話は戻ってちびたくんの小学4年の時の、チームのトレセン対応は、

・5年時には数人受けに行ってなるべく少ない合格者でいく。

・6年時にはレギュラー組が全員トレセンに入る。

というような計画だと当時コーチから聞いた。5年時に数人受けるのも要請を断りきれない妥協案なんだそうな。(ブロック運営側はこのチームにたくさん受けて欲しい。)


んでちびたくんは5年時に受けて、結果2人の合格者が出てちびたくんは落ちた。言っちゃ悪いけど受かった2人は中ぐらいな感じ。(後にこの2人とも途中退団した。)

ちなみにちびたくんのこのセレクションのデキはすごくてたぶん最多出場、最多得点、MVPだったと思う。チームメイトがみんななんでちびたが落ちるんだ?って怒ってくれた。この当否は完全に「調整」が入ったものだった。

ちびたくんにしてみれば、事情を少しは理解してたとしても、さぞかし納得いかないものだったろう。大人の策略の犠牲にさせてしまった気持ちがおとうさんにもあって、そんなのも少しは影響して5年時の退団にも結びついたというのも少しはあるかも。


その後ちびたくんは6年でチームを変えた。なので6年でトレセンを受けるタイミングがなかった。

そしてトレセン歴がないままコロナ禍がはじまり、中学に上がった。コロナ禍のせいで中学のトレセンはすべて小学校からの繰り上がりになった。さらにトレセン活動自体がすべて自粛にもなったので、中学三年間トレセンには完全に無縁。

いやこの状態でトレセンを学歴みたいに扱うのってあまりにもバカバカしくて。ここからは知る限りになるけど、(でも私の知るトレセンは全国的に見ればかなり高いレベルにあると思うけど、)まぁぶっちゃけると、弱いチームから来た子はいい経験ができる。でもそんな頻繁に活動するわけじゃないから無いよりはあった方がいい程度。強いチームから来た子はひたすら面倒なだけ。ただ一点「進路」に役立つ。それだけ。大事なことはトレセン入ったからって「サッカーが上手くなるわけじゃ無い」ってこと。コレを忘れてる人が多すぎると思う。

もうひとつついでに。残念ながらトレセンコーチには勘違いしてる人が結構いる。自分は偉いんだ、選ばれたコーチなんだとか、素人にはわからないものがわかってる人間なんだ、とか。こういうコーチに関わると子供がかわいそう。ちびたくんの時で言えば、ズバリこういうコーチで選手を奴隷化していた。強いチームだから付かず離れずでやっていけばいいと思っていたけど、そのうちに人としてアウトなことをやって、ちびたが辞めたいと言い出して辞めることになった。

6年で入ったチームのコーチがものすごい実績を持っている有名コーチで色々教わった。「どの選手が伸びるとかなんてわかる人いないです。そんなこというコーチがいるとしたらその人こそ何もわかってない。トレセンとかセレクションなんてただの縁なんです。どのコーチが優秀かなんてことも誰にもわかんないんです。だからサッカーのことも育成のことも一緒に学びながらやるしかないんですよ。大事なのは人間性ですかね?仲間を大事にできることとか一生懸命練習できることとか。」

本当に素晴らしいコーチだった。自分が教えた選手たちを我が子のように可愛がっていたから退団後も交流が深い。プロになった教え子たちの多くは今でもこのコーチを慕っている。


小中高と振り返り、トレセンを有り難がる選手や親たちをたくさん見た。はっきり言っちゃうとその人たちはみんな意識が低いと思う。

コーチを過剰にあがめたてて、間違った指導を我が子に押し付けたり、試合帰りにプレイの出来を叱ったり、そういう親が「トレセンすごーい!」とかいうのをよく聞いたし、そういう親の子も同じことを言うようになる。

*ちょっと毒吐くと、J下部はチームによっては優秀なコーチより世渡りが上手いコーチの方が多いなんてこともある。チームの強さは関係なくてチーム事情!嫌だね〜!


別に世の中に訴えたいなんて思わないけど、やっぱり変に拗らせた考えを持つ人が多い世界だし、悪いコーチだっていくらでもいる。そんな時に守ってやるのはやっぱり親しかいない。だから親が熱くなって変な方向に曲がって行ったら、結局子供がかわいそうだって思うんだけどなぁ〜?

まぁ一回ぐらいこんなこと書いといてもいいよね、と思ったので書いたってことで。

さて高校のトレセンはどんなもんでしょうかね?いい仲間ができるならそれはとってもいいこっちゃ。


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